HMBサプリとプロテインって何が違うの?
HMBサプリとプロテインの違いの前に、プロテイン単体の説明したいと思います。
プロテイン(protein)とはタンパク質のことで、筋肉の材料となる栄養素のことになります。
タンパク質は筋肉以外にも爪や髪の毛、皮膚にもなっているから、生きて行く上で必ず必要な栄養素です。
卵や牛乳、大豆など、食事からも摂取できる栄養素ですので、普段の食事からでも必要最低限は摂取することが可能ですよね。
しかし、筋トレをして筋肉を付けようと思うと、より多くのタンパク質が必要となるため、プロテインで足りない分を補うということなんです。
HMBは必須アミノ酸、ロイシンの代謝物だから、もともとはタンパク質です。
正確にはタンパク質を構成するのがアミノ酸なのですが、そのアミノ酸の一つであるロイシンの内の5%が体内でHMBに変化するという理屈です。
つまり、HMBとは必須アミノ酸、ロイシンが代謝した物質だから、プロテインからも摂取できるということになりますよね。
では、HMBとプロテインは何が違うのかという話になると思います。
HMBとプロテインの違いを調べるとよく書いてあるのが、1日に必要なHMBを3,000mg摂取しようと思うとプロテインが20杯程度必要だってことです。
これに関しては間違いではなく事実なのですが、あくまでもHMBという成分だけに特化した考え方なんですよね。
確かにHMBだけに注目した場合は、プロテインよりHMBのほうが筋肉を付けるためには優れていると言えますが、誤解しないで欲しいのが、タンパク質は筋肉を付けるためには必ず必要だということです。
プロテインはHMBを摂取していれば、何の意味もないかというと、それは完全に間違いになります。
じゃあ、HMB以外にも筋肉を付けるために効果的な成分がたくさん配合されているHMBサプリを摂取すれば、プロテインはいらないかと言うと、それも答えは間違いです。
やはり、HMBサプリだけでは十分なタンパク質を補うことができないからなんですよね。
ここからが非常に重要な話になりますが、HMBとプロテインの違いは分かりやすく言うと、HMBが筋肉を作る司令塔、プロテインは筋肉を作る材料だということです。
HMBサプリには確かにサポート成分が豊富に配合されているので、筋トレ初心者には効果が絶大だと思いますが、筋トレ上級者には物足りないのも事実なんですよね。
最終的にはプロテイン(タンパク質)は必要だという考えに至るわけですが、どちらが大事だと聞かれた場合には、迷うことなくHMBサプリだと答えます。
その理由は、筋肉の材料だけを摂取しても筋トレを効率よくできないからです。
まとめると、筋トレをはじめたいけど、どうせなら効率よく筋肉を付けたい場合は、HMB以外にもたくさんのサポート成分が配合されているHMBサプリを摂取したほうが良いけど、筋トレ上級者の人にはHMBサプリとプロテインの両方を摂取したほうが、より効率よく筋肉を付けることができるということです。